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真夏の夜のにぎやかな夢
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7月12日。
大雨。
と思ったら奇跡的に止む。

雨上がりの仙台・錦町公園にて、
つやつやした木々を背に、あやしく掘っ建つ天幕小屋。
よしずがたてかかる、縁日なたたずまいに 二度見する通行人がちらほら。


・・・って!
なにこれ、めっちゃおもろそうやん!
公園に着くなり高揚するわたしのなかの子供心。



劇団どくんごは全国を旅するテント集団。らしい。
時々目に耳にした どくんご というミョウちきりんな響きに
(一緒に行った家族は ゲキダンどんぐりこ と読んでた)
いっぺん観てみたいと思っていたそんな頃ちょうど公園で公演するなんていう
そんなことを知った瞬間わたしの手は予約メールを送っていた。


受付
とか、手書きの明朝体でなんか懐かしい雰囲気。
ってここで受付かいな、というくらい板の間ステージの上で(端だけど)
まさにピエロ的な人物が受け付けている。
そして周りをみわたせばそんなキャラが数人、あちこちで客誘導している。
そしてもうすでに動きがだんだん ゆらゆらひょこひょこしだして
開演間近にはもうなんか、すでにはじまっている。

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口上で 
映画『太陽がいっぱい』と関係ないことを告げつつも
例の切なく美しい音楽はこのテントを包む。

続く言葉で「出し物とか宴会芸 のようなものと、思ってもらえれば」と言っていたように
いきなりあらわれたひょうきんな人物たちが語るのは
意味のあるような、ないようなセリフ、というかことばの羅列だったりする。

小屋からかもしだされるのと同じくらいの、つぎはぎのカラフルな世界。
しゃーしゃーと、次々変わるカーテンの背景。
「ま、それはさておき」といわんばかりに、急に次の"演目"展開。
それはたぶん物語とか意味とかはなくて
関係なく脈絡なく押し寄せる脳みその残像、
わたしたちが見聞きし、体験して集まってきた言葉や情景の混ぜ合わせを
もう一度、つみかえ繋ぎ合わせているように思えた。


まだまだ公演は各地であるようで
あんまり言うとネタバレするような気が、すでにちょっとしてる気が
でもこれは実際この素っ頓狂な世界に、全身入り込んでみないことには。


そして最後、私たちは公園にいたことに気づく。


どくんごはあえて、公共の公園、という場所で
公共性を問いながら活動している、というようなことをどこかで見た。



ちなみに後日東京に行った時
以前から気になっていた古書ほうろう(千駄木)で
以前から気になっていた"THE ART TIMES" No.6「サーカス学誕生」
という小冊子を買いました。
まだ読んでないけど、気になるところあればまた今度。
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by t-saekit | 2012-07-22 16:29 | 舞台の残像 | Comments(2)