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演目「開かれた研究室」
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※クリックするとメモは大きくなります。
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「なんでこうなるの?どこからきたの?どこへいくの?」

といつも思っている私にとってひそかにココロ寄せる場所は、東大の博物館。
そんな折、東京大学総合研究博物館長の西野嘉章さんが21_21デザインサイトで講義をとな!
先週土曜日、陽ざしの心地よい吹き抜けで行われた講義はめちゃくちゃおもしろくて、
実はもう少しヴンダーカンマー的な、埋め尽くされた「棚」の話が聞きたいなーと、
思ってはいましたが、(小石川分館の陳列棚の美しさよ!)
もう少し根源的な話で、でもその、
かたっぱしから収集するそのアツいココロイキはしかと受け取りました!

そして、
サヘキのアタマには、

「アート&サイエンス」

という言葉が天啓のように響いている。
(ソニア・パークの ARTS & SCIENCE を含めても、とてもよい ってカンケーある?)


放散虫の、なにあのアミメ!レースみたいに美しすぎ〜
とか、O型と花の蜜の関係?って?などなど、この世の不思議の数々。


磨いていけばきっと私なりに提示できると思っている表現は
幻想的なほどに美しくかつ
時に妖しい魔界が口を開いて、おびきよせたとしても
立ち向かえる心の強さと、暗い淵を覗く軸足が地にふんばれるたくましさとを持ちながら
やっぱりへんてこたのしい腰クダけの人々、場所、イキモノ。さまざまな登場人物と舞台のセット。

そうなの、だからここであらためて思った先の天啓の中身、
現代美術館で実はハタラくさへきは、
もっともっと身近でひらかれたところに降ろしていきたい、ということ。
背中を向けた世界のしっぽではなくて
もっと真正面に向いて、その美しいコートを見せてほしい。
ものがたりの含まれた舞台やステージに、エンターテインメントの場所に、
世界のかけらを撒いていきたい。


美しい世界の断片をばらまく作業にはやっぱり絵として美しい必要があると思っている。
こっちの方はそういう意図の意匠かもしれんけど、
背景はおろそかやで、とかかもしれん。
たぶんそれはしょうがない。へーだからこんなカタチなのね、とかミーハーに
ファッションデザイン的にその造形でいきなり魅かれれば、それだけでいい。
その入り口を多く見せていきたい。


美しい本。
東京大学コレクション CHAMBER of CURIOSITIES図録
写真/上田義彦
アートディレクション/原研哉
企画・編集/西野嘉章(東京大学総合研究博物館教授)

ーついでに原研さんといえばもういっちょ
原研哉さん愛知万博の初期プロモーションはすばらしすぎた。
キャラクターなぞをつかわず自然の中に有る生命や造形への"気づき"をうながし、
(だからロゴも「点線の丸」で、そこにあることを気づかせるような)
また、たしかグッズ展開等も極力避けてたんやったっけな、万博へ運び込まれる
どうしても必要な段ボール類に最低限貼る「ガムテープ」で、
ビジュアル展開をする、というもの。
実現することはなく、残念・・・もりぞーやきっころではなく
ここができればもっと違った日本になってたかもね・・・
たとえば「エコバッグをつくる」時点で、すでにエコじゃないやい!
と思う。ー


大事なのはそれを興味持って
しくみに驚嘆したり/すごい綺麗ぃ!/なんで〜?
ってことだと思う。

にほんごであそぼ の永く伝えられて来たことばのたのしさ
どれみふぁワンダーランド の 音と声とそれをつなぐ音楽!
ひらかれた研究室のあとを追って私も
たのしく幻想的で神秘のステージが作れたらいいな。
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by t-saekit | 2009-07-29 01:45 | アート活動|構想
潮は一日二度満ちてくる


生活費を稼ぐ仕事を一日中やって
僕は疲れていた。自分の仕事はまた一日失われた。
と思ったが、ゆっくりはじめると、
ゆっくり力が戻ってきた。
まさしく潮は一日二度満ちてくる。



チャールズ・レズニコフの詩。
(柴田元幸訳)


24歳から長い間、詩を発表しつつも無視され、
出す詩集は大半が自費出版で、
60代後半でやっとある程度の評価を受けた詩人、と、

ポール・オースターの(まだひきずってるよー)
『空腹の技法』のなかに彼のことが書いてあった。
ポール・オースター誕生以前、に書かれた
「さまざまなひとたちが書いたもの」への思索と研究。
冷静かつ愛情あふれる目線で
チャールズ・レズニコフへまなざしをむける。



同じくレズニコフの詩の中に




この煙った冬の朝――
小枝に埋もれた緑の宝石を蔑むな
それが信号だからといって。


存分に味わえ、橋を渡る人よ
この寒いたそがれに
これら光の蜂の巣を、マンハッタンのビルたちを。


地下鉄のレールたちよ、
地中の鉱石だったとき
君らは幸福について何を知っていたか。
いまは電気の光が君らを照らし出す。




きっとものすごく書くことに正直やったんやろうな。
レズニコフにまだ電気の光が照らされていなかった時、
どういうふうに幸福を想っていたのか、
きっとワタシもいまは地中の鉱石で
幸福について私は今、何を知っているかなあ

生活費をかせぐために
今はひとまず、一日二度満ちてくる潮を繰り返していこう。
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by t-saekit | 2009-07-23 00:07 | 雑食の本棚
開かれた縁側
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「ムーン・パレスを描く」ギャラリーDAZZLE
7/21(火)〜8/2(日)12:00〜19:00(最終日17:00まで)
佐伯在廊日
■7/21(火)15:00頃〜オープニング
■8/1(土)16:00〜19:00
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絵、追加しました、2。(上のは、部分。です。)
http://www16.plala.or.jp/tosaito/ga/ryusei.html

私の家は一応いっこだてで、隣のおばあさんと、時々話す。

思うのは
縁側が失われてきていること、
外の景色が見えなくなってきていること。
もっと隣の人と、
隣の森や生き物が共存し合う世界へ、と
思います。

でも隣のおばあさん、もうよその家のことは
ほどよくほっといていいんやでぇ。
意に添わんひとのことは何も言わずして
ほどよく距離をあけて共存する、
ということを私が幼い時に見てきたオトナたちは
やってたように思うんよね。
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by t-saekit | 2009-07-20 00:00 | アート活動
ムーン・パレスとアメリカの光の色、乾いた影
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一度だけ行ったアメリカの記憶がよみがえる。
ロスまでの長い長いハイウェイ、砂けぶりの向こうに見える大都市。
ひとけの少ない大きな街とそれよりさらに大きい沙漠。

イラストレーター佐々木悟郎さんの『L.A.』には
ゴローさんがカリフォルニアのデザインスクールに通った、20代はじめの思い出が描かれている。
まぶしい光がパームツリーをかすませる。影が深くない。
うすむらさきと淡いブルーが反射する、カリフォルニアの光の色。
パサディナ、ローズ・ボールの日曜マーケットの帰りに見たパームツリーを、同じように私も
乗せてもらった車の中から見ていた。
あの光の色と同じだと思った。

それからスタバのでかいポピーシード入りレモンマフィンを思い出した。
あれは芳香剤みたいな味でまずかったな。笑。でもこれぞアメリカだわあとなんか思った。


ムーン・パレスを描いている間、ずっとアメリカの空気を思い出していた。
一回、行っただけ、
でもその強い光と乾いた空の感触はずっと体にのこっている。


『船を建てる』
いつまでたってもこの本を俯瞰することはできないけど
いつでもある日急に、アメリカのどこかに、ぽいっとほうり出される。
ムーン・パレスを読んでまた思い出した。
そしてまた読み返す。

モンタナで釣りをしている少年と弟
ロータリーが廻るクジラ解体工場
甘粛省の杏の/フロリダ州の桃の
木の下で、少年と少女は出会う

これらはアシカの物語で
みんなアシカ大王にお願いをする
どうせあのひとが死んじゃって悲しむのだったら
最初から出会わなかったことにして下さい、って、でもなぜか
無いはずの部分が痛む

ジャックとベティが出会ったこと。
ボーイ・ミーツ・ガールの物語。人々が出会うということ。
どこにいてもいつの時代でも少女は少年に、少年は少女に出会う。

「死んじゃったらもう会えない でも
100年経ったらだれもいないわ
だからいつかどこかでまた会えるわ」と、

乗り合わせた船、それははるかに大きな宇宙船地球号、みたいなもので、
偶然に出会って、ひととき同じ時間を共有して、
そしてまた旅立っていく。
日常が交錯する瞬間、一時、同じ場所を目指したものたち。
大きな船の中で生まれて出会って死んでいく
それは悲しいことではなくて出来事はただ淡々と行われていて、
からっと乾いた風に乗って、ずんずん進んでいく旅。

そんなことを
あのアメリカの、大きすぎる大陸と、湿り気のない無情のような大地に立ったことを、
思い出していました。
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by t-saekit | 2009-07-18 19:45 | 雑食の本棚
ひぐらしの音をBGMに絵を。
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絵、追加しました。(上のは、部分。です。)
http://www16.plala.or.jp/tosaito/ga/ryusei.html

といいつつ、曲、聴いてます。

♪吉田日出子 "ウェルカム上海"
♪くるり "三日月"

あとは。
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by t-saekit | 2009-07-12 18:14 | アート活動
切手市場、おもしろすぎる。
ムーンパレス、からずっとアタマはアメリカに飛んでたんですが、
今日、金川かもめちゃんに連れていってもらった切手市場、おもろすぎた。
では以下、煩悩108つ、数えてみましょ〜
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いきなり男子やん、わたし。。。
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polskaポーランドのロゴ!スタートレックなこの男性???
調べてみたけどポーランド語?わからず。。。どうしよう、超有名人やったら。無学がばれる。
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船のスクリュー!polskaのロゴっ、可愛かっこいい!
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ブルーに弱い、ことがわかりました。ワタクシ。あと、男子か!ってこのチョイスはなんぞや。
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CESKOSLOVENSKOの切手、紙の風合いがとてもきれい。横のダリアみたいな花と良く合う。
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スケート帽、何か変でないか?
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美しい動物たち!孔雀に押された星がなんか、切ない。こんな絵を描きたいなあ。私の絵のテーマはやっぱり、
幻想的で美しく
ポップでたのしく
でもほのかに切ない
そんな残像を残せる絵を描いていきたいなあと思ったのでした。
ほんまに色、きれいやなあ。
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淡い色の響宴!ケーキのハートとロウソクは金色にやさしく光ります。

以上、煩悩35つでした。
でもおまけで30枚にしてくれて、
しかもこれら、一枚10円どぇす!
D・A・K・A・R・A、300円!鼻血ブー!
失神・DE・F.O.・・・
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by t-saekit | 2009-07-04 21:44 | そぞろ歩き