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つつしんで
今お風呂入っててぼんやり考えていた。
(今朝の日記は継続中で考えてるのでしばし更新を待て☆)

売れる絵、ではなくて
買ってもらえる絵を。



やったことが全面的に報われることを
どうしても望んでしまう。

売れる絵を描いたらいいんじゃない?
なんて
おたわむれで言われたとしても
そこは前向きに検討しません。
ただ、
手元に置いておきたいと
いくらみてもまた、みたくなるような絵を。
手に入れたいと思ってもらえるような絵を。

それを考えると
もちろんまだまだ精進すべきですが

今私が持つすべてをささげ
心して描くから
待っててくださいね。


かしこ
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by t-saekit | 2008-09-23 13:24 | アート活動
パサージュ
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やほーい!夜5時だああ(もはや深夜も通り越して!)もうこの勢いで書ききっちゃう。さっき本棚のコーナーを書いてたの。そ、し、て、
いきなりケーキの絵でごめん。展覧会の話をしようと思ったんやけどね。
Bunkamuraミレイ展を観おわって、もうもうぐったりもええとこやったの。
ここんとこ行けてなかった展覧会を詰め込みツアー観光を敢行!(ひとりで)
ケチらず入ったBunkamuraサンクンガーデン下のカフェ・ドゥマゴで夕方6時、
あったかいコーヒーをひとくちすすったら、
今日ぎゅぎゅーと詰め込まれた、作品達の声が溶けて出てきた。

日曜日、予定通りに出られなかった朝の10時、またしても若干反省からの始まり。
東京都現代美術館 パラレルワールドの会場の、終わりの方でベニヤで囲まれた不思議な部屋に出た。

いきなり静かな空間だった。グレイの、なにもないマンションの一室みたいだった。
ほのかな明かりが部屋を照らしていた。
ピトピト、だったか、ちょろりちょろり、だったか
水音が背後で聞こえていた。前には大きな窓。鏡のような硝子をはさんで
ふたのない壜がふたつ、よく見るとあった。
無題、とつけられていた題名。でもかっこつきで〈通路〉とある。
思い出した。この人の作品を観に来たんだった。
内藤礼さん
かすかなものを
気づかなければ通り過ぎてしまうようなことを
うすく境界線をひいてマークしてくれる。

直島で観た作品『このことを』
、と思って観に行った一人15分鑑賞チケットがなぜか直前で見当たらず5分ロスして作品の小屋に飛び込んだ。わざわざ遠い直島まできてまた心乱して、あほうか、おまえはあほうか、とぐちゃぐちゃになっていた気持ちが、ようやくおさまって来た。暗い小屋の中に座って足下の少し先にチカリと光るものがあった。
小さなものがあった。
何かわからない、でも小さくてうすくてこまかいものが、
気づけばそこにもここにもあった。
よくみると無数にあった。こんなにたくさんのものたちに気づかないほどに
目は焦点があってなかった、
そのことを
焦ったりむちゃくちゃになるときに、いつも思い出す。
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60になって。おばあさんになってから描き始めた大道あやさん、
お兄さんやおかあさん(お母さんも遅くから描かれたようで)も画家。
描くことが楽しいんやろうきっと、と思うお祭りの絵、にぎわう人々が一人一人、
この人はここにいてこんな着物を着ていて、なんつって、
描かれた一つ一つ、気が抜けない物語が込められている。
野菜の絵、薬草の中でたわむれるわんこたち。
だからパースなんかめちゃくちゃやけど、すべてが等しく見えてるんやろう。

浮世絵は何度みても新しい気づきがある。
巨匠たちの洗練された線、さらりと肉感的表現をこなす筆致に感服。
硝子ごし目をこらしているとなにやらふざけた絵が。
北斎「鳥羽絵集」
「鳥羽絵」なんてユルい絵があったのね。
江戸時代ってはるか昔のことではなく、
仕事でぐったりしたり、宴会でふざけたりしている。
『江戸のまんが』っていう本があったので早速図書館予約をしてみる。


ジョン・エヴァレット・ミレイ
『きらきらした瞳』という赤いケープ付きのコートを着た少女の
紅潮したほほとまさに!きらきらした瞳がまっすぐ見つめる。

『吹きすさぶ風に立ちはだかる力の塔』
荒れた空と海の、おだやかではない絵があった。
わびしくて悲しいのは、子供を亡くした親のやるせなさ、
次男ジョージがチフスで亡くなった。
友人が持つ山荘に、辛さを紛らわせに行き
ネス湖のほとり、荒れた海の中で苦しさに立ち向かう。
ジョージは、ジョージだけの肖像画もあったけど
『ローリーの少年時代』の中で長男と一緒にモデルになった絵の中の
少年時代のみずみずしさと生き生きした瞳が印象的でした。
もしかしたら親の中での子供って、いつまでもこんな風に幼く小さく、
でも可能性に溢れて宝物のようにきらきらしてる姿でいるんやろうなあと思った。
『吹きすさぶ風に立ちはだかる力の塔』
と『ローリーの少年時代』はそんなことで、私の中で一緒にあらわれてきます。
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by t-saekit | 2008-09-23 04:57 | 展覧会の館
アート活動
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不安な日それすらも作品にかえるように
感情の波の目盛りをもっと細かくして緻密に描いて行こう。
そんな風に言いたかった今日の残暑、まだまだ暑いけど
秋、冬と、内に向かって行く風をふと感じた。
外では今、ばらばらと雨が降ってごろんごろん雷が鳴っている。

明るい日記にしたいけどな、
基本ヤワな精神であるヘタレっぷりをゆるして。
そんな私にしか見えない世界を、
逃げたい訳やなくて楽園をつくりたいだけなんや。
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by t-saekit | 2008-09-07 19:41 | アート活動