ファッション・コンプレックス
ひたすら靴を探している。
履いて来た靴。
白と黒のお洒落靴。

夢の中のお気に入りのお店は
ちょい古くさい商店街の一角にひょっこり入り口がある。
実は奥に進むとモダーンなファッションビルにつながってて、
ひょっこりその一角が、レトロ商店街にクチを開け
傾いたイマドキのワカモノを取り込んでいるというそんな仕組み。
私も御多分に洩れず術中にはまって、つい吸い込まれて行く。
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履いて来た靴が、
っていうのもなんか入り口で脱ぐような気がして脱いでた記憶。
帰ろうとして


くつがない


靴は?

白と黒と、レザーで古着屋で買ったようなくたびれ具合の。



店員さんに聞くと
なんで靴なんか脱いだんですか
という表情。

そ そうでしたっけ
なんかみんな脱いでませんでしたっけ

だんだん焦りがのぼってきて、店内をうろうろして探す。
これじゃないんですか
と店員さんが見せる靴はにてるけどなんかちがう。

隣のフロアはメンズたちがぺらぺらした黒い皮のジャケットを売っている。
びかびかした蛍光灯シャンデリアが、青くて暗い空間で神経を逆なでする。
床のパネルが時々黄色く光って走り抜ける。
ここはレディスフロアじゃねんだよ な 視線と
そもそもテイスト違いだよ とたぶん言ってる冷たい視線

んなとこにあるわけないかと
向こうのフロアに抜けると

いきなりシンプルナチュラルテイストな店内。
ここがファッションビルの廊下に面したフロア。
なぜかグッドデザイン的なロッカーとトランクが印象ぶかい。
シンプルでもナチュラルでもなくてすみません
となんだか肩身は狭い。

是三つ、同じお店のようで
店員さんはさっきからうろうろしている不審者を不審がる目。
完全に不審がっている目。
完全に場違いな、目。
「あの人さっきからずっといるけど大丈夫?」とささやく声。
大丈夫、って、何に対して大丈夫なのか。



いくら探しても見つからない靴と場違いな自分。


目覚めた私はぼーっと、
靴、しろくろのやつ。。。

しばらくして、そんな靴持ってへんかったと思い当たる、
やりきれない気持ちの、そんな12月の朝でした。
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by t-saekit | 2011-12-10 21:41 | 夢の通ひ路


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