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![]() どれだけその人がそこに向き合っているか とか そういうものの近くに居たい。 ![]() ※↑ 画像をクリックするとギャラリーページに飛びます。全体図で描いたものを掲出。(別ウィンドウ) 欲しい とかではなくて(もちろんホシイけど) 地産のものを! とかってこだわるわけではなく うっかりすると素通りしてしまえる高速な毎日に恐ろしさも感じる。 メイン通りには派手派手な看板やどこかでみたチェーン店 もちろんそれも好きだけど、でもいろいろみえなくしている。 この土地はどういうところなのか 意識していないと、どこも同じに見える。 どこにいても一緒だと思ってしまう。 その人たちがその場所でしかできないことをやっている、ということ。 土地の恵みや、人のつながりしかり。 富士吉田は繊維業が盛んのようで それはやはりきれいな水があること、同じ染料でも水によって色が変わってくるようで また冬の寒さから「半農半機(半分農業、半分機織り)」のうち、機織り時間が長くなったから、などの環境から地場産業として発展したようである。 (山梨県富士工業技術センター(通称:シケンジョ)サイト。いろいろ実験的な制作とかおもしろい→新聞生地!(×記事)) あたまのなかで富士ファブリックがつながった。 山梨はうちの家族が生まれ育ったところで 最近よく行く。 行くたびに、まのあたりにする絶景に 何かしら、「豊かな」というフレーズがよぎる。 豊かな水や豊かな自然、渓谷、山。通り過ぎるたび何やら見てはいけない気がする樹海。 道なりに続く果樹園。桃や葡萄やさくらんぼ。 そしていつでも富士山が見えるという神懸かりな景色。 その写真に富士山があるだけですでに絵になってしまうズルさ。 ![]() 絶景かな おだやかな景色。 手前には果樹園。 ![]() 気になっていた場所があった。CMでみた景色。 夕方の青くなった空に、家のような喫茶店。 最初は家かと思ったくらい、派手ではないけど、みんなが家のように集まる心休まる場所。 ![]() 入ってみたら意外にもしっかりレトロでしっかり喫茶店ではありました。 もっとなんか、ふつーにおばちゃんが赤いチェックのエプロンでオムライスとかつくってほしかったけど。 でもでもそれはそれですごくよい落ち着く喫茶店。 ![]() 行けなかったけど、八ヶ岳の清春芸術村も、安藤忠雄の光の美術館や樹上の茶室(ツリーハウスの藤森照信設計!)また近いうちに訪れてみたい。 ![]() ![]() ちょうど書店で山梨特集コーナーがあって、この本を手にとる。 ちょこちょこ行っているこの土地のなかに チェーン店や高速道路で埋もれているなかに こんなに人の営みがあったのだーと感じる。 勝手だけど 山梨には「家」のようであってほしいな、と思う。 ありがたいほどの恩恵を知っている。 でも口に出さない家族へのありがたさ、みたいな。 東京やヨコハマみたいな大都会から近くて、 かつ豊かな自然があふれていて、 でも「街」になりすぎることなく「いつもの町」であるように。 そこには奥深いつながりや知恵があることを知っている。 超巨大なショッピングビルとか建たないでほしいな。 ブランドとか進出しないでほしいな。 どこにいてもだれかが生きている、という心強さを、とくに、 このむくむく隆起している山や岩や、どうどう流れる大きな河の 自然の恵みが凄すぎるこの場所で強く思う。 何やら神々しい自然に守られて 欲深くなく、誠実にやってたらきちんと恵みを受けられると なんか実感する気になる。 ![]() 追いかけようと思えば追いかけられる でも少し窓を狭くする。 オモシロいことも通り過ぎるかもしれない なんだー、もっと早く知ってれば ということもたくさんあるだろう でも 自分の中にしっかり根をつくっておくこと でも、いつでもぶれる気持ち。 自分の境界線が溶けて 路行く看板にも 色んな人びとの人生が見える気がして 私の領域を侵されそうなほどに やわい私の自己意識。 おなかが痛くならない夜はなかった。 逃げるように世界を作って遊ぶ フェイスブックとかツイッターとか ミクシイとかって、もう、 あるからよけいに「見ない」ことを意識しないと 見てしまうと動けなくなるから 自分の中にちゃんと根がびっしり詰まっている意識を この冬もためこんで育てて。 ヘタレっぷり半開モードでスケッチしながら そうめんのようなチューリップの根を えんぴつで、ひとつずつなぞっていく でも、いつでもそれは意識しとこうっと とツイットする。ひとりで。 土の中にこもる根を、てんこもり。 「花を」往復書簡、4通目。 ![]() ![]() 辺境の森 ―蛾の王― 遠い遠い森 迫害されて追いやられた たっぷりした襟巻きに やわらかな毛皮 耳の刺青には一族の文様を 若き王はこの美しい種族に もっと市民権をと叫ぶべく立ち上がった どこがどう違うのだ もてはやされている種族との違いなんて と 遺憾の意を表明した ![]() 秘密の森 ―りんご病の娘― りんご農園からこっそり りんごを盗って食べてしまった娘 ある日 すうっと頰に ひとすじ赤く 血の筋が通ったかと思うとみるまに ぷっくり腫れあがってしまった そしたら今度は つやつやのほっぺに 赤く光るりんごが やたらとおいしそうで困る ![]() 夜の森 ―気配― しずかな夜 星が流れる音に気づいて顔を上げた ばさばさと鳥が逃げていく ばたんと閉まる扉 だれかいる さっきまで家なんかなかったのに みどり一面に立つ縞模様の燈台 灯光が過ぎ去ると 草むらの海を押し分け進む小舟が 忽然と現れた 森がうごめく気配がする ![]() 太古の森 ―氷の時代― この森の、その昔 遠くで動物の鳴き声がする 大きな角を掲げた鹿が 雲の中に見える気がした 白い花が舞って 湿った原っぱに葉を広げている とげとげした葉っぱ、ころんとした種の実 太陽に向かってまっすぐ手を伸ばしていた 今はもうない 昔の記憶
初春のお慶びを申し上げます。
例のごとく、遅ればせながらのご挨拶でごめん。(手刀切りつつ) 一月のギャラリー 鍵を開けました。 ![]() そして 2月にグループ展に参加します。 ![]() 「Magic Seeds Vol.3 -魔法の種 -」 2012年02月14日(火)~ 2012年02月19日(日) 石井海帆、上坂じゅりこ、佐伯朋子、西村オコ、 agoera、 Suzukie、 新しい才能を花開かせるであろう<魔法の種>を持つ イラストレーターを紹介する企画です。 芽を出して葉を茂らせ、花を咲かせるために 大事にしていきたい煌きです。(ギャラリーダズルHPより) 場所:gallery DAZZLE 東京都港区北青山2-12-20 #101 tel & fax 03-3746-4670 12:00~19:00(最終日17:00まで)月曜日休廊 ![]() 大勢でイザム※の住んでる所へ遊びに行った、夢。 なんでイザムか未だに不明、それはさておき 彼のつくったアニメーションがすばらしすぎる。 疾走感あふれる船乗りの少女の背景には昭和の浜風を受ける漁港。 少し涼しく深くなってきた夏空は、トルコ石のような碧色。 二人になったとき(私は基本的に良いものだと思った時その人に一対一で伝えたい) 「いや!めっちゃよかったよ!どっかに持ってったらぜったいなんか形になるって!」 と励ますもイザムは嬉しくも遠い表情で 「ありがとう!うーんでも今はもうちょっとがんばるんだ」(原文ママ) 働いて自主アニメ制作を頑張ってる彼。 地元図書館の読書コーナーで語る二人。 アツいものを見たコウフンとともに 昼下がりの、ゆるくななめに差し込む陽を足元で感じていた。 私も頑張らななあと、視線を落としてじんわり広がる焦りを感じた。 その光は春の陽射しに似ている。 私の背中にゆるゆるだらだらと差す光。 早めに移動するか、と表に出て牛舎の近くを通る。 西部劇みたいな扉の向こうに おやじがいる。 なんかのパフォーマンスか いやどうもマジだ。 鍋みたいな牛角ヘルメットをかぶった、でぶでぶしたおやじが 原始的な腰巻きを巻いて ちらっとしか見なかったけどどうも散乱してるのは鳥の死骸。 わっ、と思ったら隣の牛舎ではおやじがおやじと、ちちくり合っていた。 わっ、と思って、足早にかけぬけた。 歩道、U字の車止めを目に留めた時に 「ところで、その格好で行くの?」 と、連れに言われる。 イザムと、前の職場の友人と、もう一人背の小さい女の子は今は誰だかしらないが 三人は私のフォーマルでない服装をどうやら非難している。 小さい子は言う。 「みんな一年これを楽しみにしてるんだよ!?」 と。 たしかにピンクのドレスは彼女のかわいい印象に似合って 髪を詰めた友人はシックな黒いドレス。 イザムはぴしっとネクタイを着用している。 さっきまでそんな服来てなかったやん。いつのまに。 私はこの服しか持ってない。 イザムは何も言わない。 ・・・・ううううっ 格差社会!!! と叫んで跳ね起きた。 ううう〜 イザムー。 ってなんでイザムやねんて。 ※イザムとはもちろんイザムです。 ひたすら靴を探している。
履いて来た靴。 白と黒のお洒落靴。 夢の中のお気に入りのお店は ちょい古くさい商店街の一角にひょっこり入り口がある。 実は奥に進むとモダーンなファッションビルにつながってて、 ひょっこりその一角が、レトロ商店街にクチを開け 傾いたイマドキのワカモノを取り込んでいるというそんな仕組み。 私も御多分に洩れず術中にはまって、つい吸い込まれて行く。 ![]() 履いて来た靴が、 っていうのもなんか入り口で脱ぐような気がして脱いでた記憶。 帰ろうとして くつがない 靴は? 白と黒と、レザーで古着屋で買ったようなくたびれ具合の。 店員さんに聞くと なんで靴なんか脱いだんですか という表情。 そ そうでしたっけ なんかみんな脱いでませんでしたっけ だんだん焦りがのぼってきて、店内をうろうろして探す。 これじゃないんですか と店員さんが見せる靴はにてるけどなんかちがう。 隣のフロアはメンズたちがぺらぺらした黒い皮のジャケットを売っている。 びかびかした蛍光灯シャンデリアが、青くて暗い空間で神経を逆なでする。 床のパネルが時々黄色く光って走り抜ける。 ここはレディスフロアじゃねんだよ な 視線と そもそもテイスト違いだよ とたぶん言ってる冷たい視線 んなとこにあるわけないかと 向こうのフロアに抜けると いきなりシンプルナチュラルテイストな店内。 ここがファッションビルの廊下に面したフロア。 なぜかグッドデザイン的なロッカーとトランクが印象ぶかい。 シンプルでもナチュラルでもなくてすみません となんだか肩身は狭い。 是三つ、同じお店のようで 店員さんはさっきからうろうろしている不審者を不審がる目。 完全に不審がっている目。 完全に場違いな、目。 「あの人さっきからずっといるけど大丈夫?」とささやく声。 大丈夫、って、何に対して大丈夫なのか。 いくら探しても見つからない靴と場違いな自分。 目覚めた私はぼーっと、 靴、しろくろのやつ。。。 しばらくして、そんな靴持ってへんかったと思い当たる、 やりきれない気持ちの、そんな12月の朝でした。 ![]() 『忘れられた日本人』 宮本常一 山寺に、紅葉を見に行きました。 高速道路でびゅんびゅん飛ばす脇をふと見やると うっそうと茂る森。山。 たとえばこんなところでぽいっと降ろされたら 迷子になるどころか 生きて帰れる気がしない。 宮本常一の『忘れられた日本人』 日本全国を歩いて人々の生活を、その身を通して体験し、伝える地道な民俗学者。 対馬、伊奈での調査を終え、佐護へ行く宮本さんに 用事をすませた男たちが、馬に乗せて送ってやるという声を辞退して じゃあ荷物だけとお願いしひとり山道を歩く。 道を歩くが、二股の細い方が本道だったりして、馬蹄のあとを探りさぐり、 しかも木が覆いかぶさっていて見通しが悪い。 どこかでおおいと呼ぶ声で、ようやく男たちに合流したが、 よぉこんな道、簡単には進めんやろうなどと聞くと 声をたてるのだ と言う。 歌を歌うのだ 同じ山の中にいるものなら、その声をきくとあれは誰だと分かる 相手も歌い こちらも声をかけておく それだけで相手がどの方向へ何をしに行きつつあるかくらいは分かる 行方不明になっても誰かが歌声をきいていれば どの山中でどうなったかくらいは想像つく と言う。 そんな そんな心もとない方法で! と思うがそれがはるかな大地で生きる方法なんやろうかな いまよりずーっとずっと敏感な感覚で この身ひとつで獣道をかき分けて来た 山の景色をながめていると 忘れていた感覚がよみがえるような気がする。 その歌は追分のようで、 宮本さん曰くは、松前追分や江差追分のように抑揚ある洗練されたものではなく もっと素朴な、馬方節のような追分であるらしい。 遊びもないから とおくのほうまで よばいに行く 台所なんかに若い者が寝ているので納戸で寝てる親を起こさないよう 敷居に小便かけると、きしまない。 帯を巻いて転がし、その上を歩くと板の間も音がしない。 娘と男を髪とにおいで見分けて 今とちごうてずろおすなどもしておらんから、、、 なんてその先はおっと。 メシモライというて 5つ、6つくらいのみなしごで 漁船に乗せられて仕事もせんで遊んでればよかった なんちゅうことを聞けば聞くほど、まるで異国の語りぐさ。 そんな時代を知っている人も、もうどんどんいなくなる。 こういう生活を、高速道路でぴゅんぴゅんワープして まったく忘れてしまったんやなあと思う。
今、絵本を描いています。
そう遠くないうちに、お見せできればと思います。 そしてそうこうしているうちに グループ展覧会のお誘いを頂きましたので 告知させて頂きます。 「Magic Seeds vol.3 -魔法の種-」 新しい才能を花開かせるであろう<魔法の種>を持つ イラストレーターを紹介する企画です。 2012年2月14日(火)~2月19日(日) ギャラリーDAZZLE(東京都港区北青山2-12-20-101 外苑前が最寄りです) http://gallery-dazzle.com 日常からちょっと浮いた異世界の 絵本のような人びとの肖像画をお見せする予定。 鍵をかけたままにしているSHOPのギャラリーも 季節の変り目に気づいた時に描いて掛けて行こうかな。と。 ほんとにちょっとずつしか進まない、悠久の時間軸で動いておりますが スピードアップしてしまうといろんなものを落としてしまうので こんなペースで。 ![]() 実が、 出来る過程を見つめる。 ![]() 「いのち」の出所をつかむために。 安藤アンディ 花を 往復書簡、3通目。 ふだんよりカンサイベンが強いのは 北に来たし 自分の出所を(シュッショにあらず) 多めに意識してるのかもしれない。
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HP▶http://www16.plala.or.jp/tosaito/ 絵描きイラストレーター サエキトモコが アートに感じる日常を チリがツモるように 細々描く きまぐれ絵日記 *=*=*=*=*=* きまぐれ読書中 ウェブ本棚 ブクログ 佐伯朋子のきままな本棚 *=*=*=*=*=* カテゴリ
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